お買いものの最前線で
百貨店の未来を考える人

松坂屋名古屋店 営業1部

M.O

1998年入社/経理科出身

わたしのキャリア

1998.4
松坂屋名古屋店 婦人服売場
2005.2
松坂屋名古屋店 化粧品売場
2009.6
松坂屋名古屋店 化粧品アシスタントバイヤー
2009.9
松坂屋名古屋店 化粧品プロモーションスタッフ
2011.3
松坂屋名古屋店 婦人洋品アシスタントバイヤー
2011.9
松坂屋名古屋店 婦人洋品バイヤー
2016.3
本社 MD戦略推進室
2017.3
本社 MD戦略推進室シジェーム・サロンドグゥブラシェ担当
2020.3
松坂屋名古屋店 百貨店販売事業部
2021.9
名古屋店営業1部 婦人洋品マネジャー
2022.3
名古屋店営業1部 ファッション雑貨マネジャー
2023.3
名古屋店営業1部 化粧品・アクセサリーマネジャー

いまの仕事

松坂屋名古屋店営業1部 マネジャー(化粧品担当)

「350人の販売員さんたちと、店舗を盛り上げる仕事」

この仕事のミッションは、出店ブランドを巻き込み「いつ売るか?」「どう売るか?」の販売戦略を立てて館全体で実行すること。担当ブランドの商品展開プランをもとに、他部署の企画担当者と一緒にプロモーションを企画したり、外商のお客さまに向けたコスメや雑貨の提案計画を進めたりしています。また350人ほどいるブランドの販売員のみなさんが働きやすい環境をつくるのも大切な仕事。サブマネジャーと一緒にブランドにカウンセリングを行ったり、モチベーションを保てるような戦略を立てたり、フロアで問題が起きれば電話や直接会話をしてすぐに対応します。

もっと教えて、一問一答

Q1. 販売戦略とは、具体的にはどんなことをしているのですか?
情報を集めて、ストーリーを組み立てる。

松坂屋名古屋店では43の化粧品ブランドがカウンターを構え、それぞれに独自の戦略を持っています。例えばある化粧品ブランドが「来年の春、5年ぶりにファンデーションをリニューアルする」という商品展開プランを立てていたら、わたしたちは名古屋店に蓄積された「ターゲットとなるお客さまの春のコスメ購買データ」を引き出して、メディアでの告知方法からお買い上げいただくまでのストーリーを組み立てます。そしてそのプランをブランドと一緒に実行し、振り返る。良い反応をいただくと興奮しますね。

Q2. 今年はどんな企画をしかけていますか?
浴衣好きを、デパコス好きに。

地元のお祭りシーズンに合わせて「浴衣に似合うヘアメイクやアクセサリーの紹介企画」を準備しています。発案は企画部門のZ世代の二人。化粧品カウンターで浴衣に似合うメイクのタッチアップを行うのですが、これまでデパコスとの接点があまりなかった年齢層のお客さまとも出会えることを期待しています。SNSではインフルエンサーに依頼してメイクにまつわるコンテンツも発信する予定で、若いお客さまに来ていただき、デパコスを好きになっていただけるようなイベントにしたいです。

机の上に並べられた化粧品
Q3. 松坂屋名古屋店の特徴って?
3世代が通う、地元の歴史そのもの。

名古屋駅から少し離れていることもあり、地元の方がお買い物を楽しむ場所として親しまれてきました。急いで目的の化粧品を買いたいというよりも、ビューティーアドバイザー(BA)と深い関わりを築きながら美容を楽しむお客さまが多い印象です。3世代で通われるご家族もいらして、他の百貨店と比べても和やかな空気が流れています。特別なサロンにお招きして商品をお試しいただく「お手入れ会」はその象徴で、さまざまな年齢層のお客さまがあたらしい自分との出会いを楽しまれているのを見ていると幸せな気持ちになります。

Q4. 新入社員にはどんなことを期待しますか?
店頭経験がない。だからこそ。

数年前までの新入社員は、店頭の販売員からキャリアをスタートしていました。でも最近は初任勤務の職種として、企画担当や外商員として活躍するメンバーもいて、上の世代が当たり前に持っている「店頭の感覚」がない人も多いんです。でもそれこそが若い世代の強みです。リアルな店舗だけではなく、外商も、オンラインも、同じように大切なお買いものの場として考えられるということですから。店舗に来店されないお客さまに対してもきめ細やかなサービスをどう届けるか。従来の方法にとらわれない若い世代の感覚に、おもてなしのヒントがあるのではないかと期待しています。

Q5. 働く場としての大丸松坂屋百貨店の魅力は?
やりたいことが増えていく場所。

挑戦したいことを口に出すとチャンスをもらいやすい会社だと思います。私は入社時、婦人服の販売をしていました。その後化粧品に携わりたくて新ブランドのオープニングスタッフとして異動。化粧品の華やかさに魅了され10年ほど携わり、次のステップでは婦人洋品を担当しました。そこでは初めてのバイヤーの仕事に苦労しつつも、わくわくする商品を発掘して届けたいという思いがふくらみ、バイイングを行う本社部門へ。本社でコンセプトストア「シジェームギンザ」の立ち上げと買付・運営をやりきり、古巣の名古屋店に帰ってきました。百貨店は分野も職種も本当にさまざま。働くうちにチャレンジしたいことが増えていきますし、それを叶えられるチャンスがある会社だと思います。

微笑みながら化粧品を紹介する女性
※所属部門/役割は2023年8月時点のものです
www.daimaru-matsuzakaya.com